【機体攻略】クィン・マンサの凸でそこそこ活躍する方法


対複数機に適した武装が多いフルアーマーZZガンダムに対して、対単機に適した武装が多いクィン・マンサ
そのイメージからか、大規模戦はクィン・マンサの方が不向きと思われがちです。

しかし、クィン・マンサにはフルアーマーZZガンダムにはない、圧倒的な強みがあります。

クィン・マンサの凸でそこそこ活躍する方法をお教えいたします。


  1. いま凸能力に着目する理由
  2. 凸に適した3つの武器
  3. 運用方法


いま凸能力に着目する理由  [ メニューへ戻る ]

後方から有効な火力支援を行い、ひと度接近すれば、圧倒的火力とダウンポイント(以下 DP)で攻撃される前に葬り去る。

それは、あくまで上手くハマった場合での話になりますが、巨体ゆえに慎重な立ち回りを求められるストレスすらも吹き飛ばす、ハマった際の圧倒的強さがクィン・マンサにはありました。

しかし、後方から攻撃可能な照射式ファンネルの弱体化を皮切りに、ダウンゲージ(以下 DG)レベル実装によるチャージ腕部メガ粒子砲の相対弱体化、メガ粒子偏向器によるビームダメージ減少効果の半減と、次々と逆風が吹き続け、徐々に大規模戦で戦いにくい状況へと追い込まれてしまいました。

もっとも、照射式ファンネル以外の修正はクィン・マンサ以外も対象となる修正であり、中でもメガ粒子偏向器の効果半減はビームコート系全般に適用された修正ですから、クィン・マンサ自身にもプラスに働く部分はありました。

しかしながら、クィン・マンサの巨体と俊敏性の低さという機体特性と、照射式ファンネル弱体化により、距離を詰めて戦うことで真価を発揮する武装に偏りがちという状況があいまり、ビームコート系弱体化による自身の火力アップ以上に、メガ粒子偏向器の弱体化による撃たれ弱さが目立っているのが現状です。

チャージスナイパーライフルの強化も非常に効いています。

だからといって、使い物にならないほど弱くなったわけではありませんが、強い鉄板武器や運用方法があった頃と違い、武器構成を改め、色々と模索する余地が生まれたのも事実です。


そんな折、17年12月6日にリニューアルされた鉱山都市が、開幕に集団で本拠点攻撃を行う、通称「開幕凸」に適したマップとして実装されました。

クィン・マンサには、ファンネルβという本拠点攻撃でしか使い道がないものの、決まればとてつもないダメージを与える武器があります。

モビルスーツ戦での強さが揺らいだ今こそ、心置きなく本拠点攻撃用の武器構成で出撃できる。ファンネルβを使える。この変化が「いま凸能力に着目する理由」です。


凸に適した3つの武器  [ メニューへ戻る ]

ファンネルβ


機体前方に出現するファンネルより、1秒間照射式ビームを発射します。

攻撃ボタンを押し続けることでファンネルの数が増加し、最大で8個のファンネルを展開することができます。8個を展開するのに必要な時間は0.85秒です。

実質、チャージ系武器と似た使用感となりますが、純粋に威力が上昇するチャージビーム・ライフルなどと違い、増えた個数分をしっかり命中させなければ火力は上がりません。

ファンネルβの発射口であるファンネルの挙動が特徴的なため、しっかり命中させるには、その挙動を事前に知っておく必要があります。

まず、ファンネルβはロックオンの有無で挙動が大きく異なります。

対象をロックオンしないノーロック状態では、ファンネルが機体前方で円を描くように回転し、その円が大きくなったり小さくなったりを繰り返します。射撃は攻撃ボタンを離すと行われ、離した瞬間ファンネルが停止し、その位置から照準の向いた方向にビームを照射します。ビームが照準の中央に収束することはなく、各ファンネル間の位置関係を維持したまま真っ直ぐ進みます。よって、円が大きい状態で発射をすると、対象にファンネル8個分全てを命中させることは難しく、逆に円が小さい状態で発射をすれば、纏まった1本のビームのように使用することができます。

対象をロックオンすると、ファンネルが機体の左右に4個ずつ、縦一列に整列し、その位置で固定されます。ただし、瞬時に整列状態へと移行するのではなく、少し間を置いてから移動するため、移動前に攻撃ボタンを離すと円状のまま発射されます。また、ノーロック状態と違い、発射されるビームはロックオンをした対象に向かって収束します。

確実に命中させるため、自動で収束してくれるロックオンを使いたくなりますが、ロックオンを使うと左右の間隔がかなり広くなるため、周囲に広いスペースがなければ障害物や味方に当たってしまいます。また、ロックオンポイントが対象の表面ではなく中心部にある仕様上、本拠点によっては着弾までに収束しきらず、全弾命中しない場合があります。状況に応じた使い分けが必要です。


少し変わった使い分けの一例として、面制圧のため、あえてノーロックで円が大きい状態のまま発射する使い方があります。

ファンネルβは見た目のエフェクトや効果音が派手ですから、その威圧感で敵を下がらせることができますし、運良く被弾し続けてくれれば十分なダメージを与えることもできます。したがって、数字拠点から敵を追い出したり、逃げる際に追っ手の進行妨害といった効果が期待できます。

とはいえ、この面制圧用途が、積極的に狙うほど優秀な戦法というわけではありません。ファンネルβは、本拠点のような固定物への攻撃以外に使いどころがなく、開幕凸以降はお荷物状態になりがちです。あくまでもファンネルβを有効活用する手段のひとつであり、頭の片隅に入れておく程度の使用方法です。


では、そんな凸以外でお荷物になるような武器を、本当に使う必要があるのでしょうか。

いくら8個同時に撃てるとはいえ、スペック上の威力は一般的なゲロビの1/7程度しかありません。その計算では、8個フルヒットしてもファンネル1個分しか威力が高くならないことになります。

その程度の火力であれば、凸以外でも使える武器を選びたいと考える方も多いのではないでしょうか。


しかし、ファンネルβには、それでも使いたくなる秘密があります。


実は、ファンネルβの威力表記は一般的な照射式ビームと異なり、一般的な照射式ビームの1/5の数値となっています。

そのため、一般的な照射式ビームの表記に換算すると、ファンネル1個あたりの威力が15950、8個の合計威力は驚愕の127600と、文字通り桁違いな数値になります。なんとガーベラ・テトラが持つゲロビの5.8倍です。

この数値を知れば、多少の無理をしてでも本拠点に撃ち込みたくなる気持ちがお分かりいただけたのではないでしょうか。


ところで、なぜファンネルβの威力は1/5表記なのでしょう。

それに関してお話しするにあたり、ゲロビやファンネルβの細かな仕様について説明したいと思います。

一般的なゲロビの威力は、1秒間当て続けた際の合計威力が表記されています。しかし、実際は0.2秒ごとにその1/5の威力でダメージが発生する仕組みとなっており、威力表記が他の武器との比較で使いにくい状態となっています。それに対して、ファンネルβは最初から1/5で表記されているため、ゲロビとファンネルβを比較する場合は1/5表記といった表現になります。

では、なぜ一般的なゲロビと表記を変えたのか。

それは、ファンネルβの照射時間が1秒間で固定であり、ファンネルβを含めたゲロビ系統の照射式ビームが特殊な飛び方をすることに起因します。

ゲロビの攻撃判定は、見た目のビームエフェクトとリンクしていません。実際は、棒状の攻撃判定が0.2秒ごとに一定距離ずつ段階的に伸びていき、そこに触れるとダメージが発生する仕組みとなっています。触れ続けた場合は、そこから0.2秒ごとに再度ダメージが発生します。

伸びる距離は機体や武器ごとに異なりますが、まず発射から即着弾する攻撃判定が、一般的なゲロビで射程距離20から30程度で発生し、そこに先程の延長分が0.2秒ごと追加されていきます。

その特性上、1秒間しか照射できないファンネルβが、現実的な戦闘距離において1秒間フルヒットする可能性はほぼありません。ですから、一般的なゲロビのような、1秒間当て続けた際の合計威力による表記を避け、1ヒット単位の表記にしたものと思われます。


ちなみに、射程距離に関しても、一般的なゲロビにはないファンネルβ特有の特徴があります。

ファンネルβの射程距離は初期値で420となっていますが、実際の射程距離は350までしかなく、改造による強化分も適用されません。強化によって伸びるのは、ロックオン可能となる距離のみです。また、ロックオンをしても対象までの距離が表示されません。

尚、射程距離350はノーロック状態のみとなります。ロックオン使用時の射程距離は337です。

これは、ロックオンで機体の左右に移動したファンネルから対象までの距離が、機体中央から対象までの距離よりも長くなることが原因で起こります。照射されるビームの長さは常に一定であるため、ファンネル自体の射程距離は、ロックオンの有無に関係なく一定です。

同様の理由から、至近距離での着弾までに掛かる時間もロックオンによって変化します。

機体が対象のすぐ目の前にいる場合、ノーロックではファンネルが対象と密着状態になるため即着弾しますが、ロックオンをすると対象からファンネルが離れるため即着弾できません。また、機体が完全に密着してファンネルが対象を追い越してしまうと攻撃が当たらなくなります。

胸部メガ粒子砲 F型 (ゲロビF)


通称ゲロビと呼ばれる照射式のビーム兵器。

DPが低く撃ち合いには弱いものの、当て続ければ卓越した火力で大ダメージを与えることができます。

一般的なゲロビと違い、クィン・マンサのゲロビは2本同時発射となっており、2本同時に当てることで、表記された数値より倍の威力を発揮できます。

また、クィン・マンサのゲロビはリロード性能が高く、サザビーを除く全てのゲロビが無印(N型)で初期値200なのに対して、クィン・マンサとサザビーは初期値350となっています。

中でもF型のリロード値が非常に高く、一般的な初期値200の倍となる400もあり、最大改造値では520にもなります。

胸部メガ粒子砲(ブラスト弾) F型 (8連F)


1トリガーで8連射する爆発属性兵器。

フルアーマーZZガンダムの8連装ミサイルポッドと同じ性能になります。

全弾直撃すればよろけが狙えるN型やW型と違い、合計DPが1000未満とモビルスーツ戦では不安要素がありますが、純粋な火力を求められる凸用途では、合計威力28600と他の型より頭ひとつ抜けた性能を持っています。


運用方法  [ メニューへ戻る ]

・ファンネルβ
・胸部メガ粒子砲 F型 (ゲロビF)
・胸部メガ粒子砲(ブラスト弾) F型 (8連F)

これらを使って本拠点を攻撃する際は、上記の表記順に使用していきます。

ただし、単独凸時や、凸グループの先頭付近を走る場合は、本拠点入口に8連Fをばらまいて地雷を撤去してから侵入します。

その際、地雷を目視で確認する必要はありません。地雷の有無に関係なく、入口の少し手前まで来た段階で、8連Fを入口周辺やその奥に向かってばらまきます。

早めに地雷を撤去することで、ファンネルβのチャージ時間を稼げるだけではなく、中で地雷をまき続ける敵機の存在が判別できます。可能な限り、8連Fをばらまいた後に、再び地雷が投げ込まれていないか注視しておいてください。

8連Fをばらまいたら、武器をファンネルβに切り替えチャージをしておきます。入口を抜けて無事本拠点中心部に到着したら、ファンネルβから順に攻撃を始めてください。

ファンネルβは撃ちきりを待たず、発射後すぐに別の武器へと切り替えても攻撃は中断されません。発射を確認したら即ゲロビFに切り替えて攻撃可能です。


尚、集団で本拠点を攻撃する際には、重要な注意点があります。

単独時と違い、 一度攻撃場所を確保したら、敵の攻撃を避けることを諦め、その場で攻撃し続けてください。下手に動き回ると味方の攻撃を自機で受け止めてしまいます。特にクィン・マンサのような巨体は影響が大きいため、いつも以上に注意が必要です。

たとえ長時間攻撃できずとも、箱型本拠点程度の距離であれば、僅か1セットで18000を超える凸ダメージを与えられます。気持ちに余裕を持って攻撃しましょう。


以上でクィン・マンサの凸でそこそこ活躍する方法は終わりになります。

既に、フルアーマーZZガンダムの爆発属性武器を弱体化する旨の告知が出ているため、同時にクィン・マンサの8連も弱体化される可能性があります。しかし、8連は凸の主軸ではないため、ファンネルβとゲロビさえあれば今後も継続して運用可能です。

開幕凸や時間指定の補給凸などが狙えるマップであれば、この先も活躍が期待できます。クィン・マンサをお持ちの方は、是非とも試してみてください。

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